肝胆膵第86巻第1号

胆石の成因・病態 up-to-date

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  • 正田 純一,他(筑波大学)
  • 発行日:2023年01月28日
  • 〈要旨〉
    胆石は,胆嚢あるいは胆管の胆道内に生じた固形物である.有病率の高い消化器疾患の一つである.胆石はその含有成分よりコレステロール石,色素石,稀な胆石に分類される.その存在部位と主たる構成成分により,胆石形成の背景にある病態生理や病因が異なる.胆石の形成機序は,胆石主要構成成分の胆汁への過剰排泄,それに伴う結晶化による析出,さらに結晶の胆石への迅速な成長からなる.食生活習慣などのライフスタイルの変化も胆石の形成に影響する.それらの理解のためには,胆汁の生成,分泌,濃縮の生理学の知識が必要である.本稿では胆嚢結石の病因と病態生理について,最近改訂された日本消化器病学会「胆石症診療ガイドライン2021 改訂第3版」の内容に関連しながら解説する.

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Pathogenesis and pathological condition of gallstone diseases
正田 純一*1 岡田 浩介*1 石毛 和紀*2
*1筑波大学医学医療系医療科学
*2独立行政法人国立病院機構霞ヶ浦医療センター消化器内科