臨床精神医学第54巻第5号

多文化就労場面における外国人労働者の異文化間葛藤とメンタルヘルス

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  • 加賀美 常美代(お茶の水女子大学)
  • 発行日:2025年05月28日
  • 〈抄録〉
    日本社会は外国人労働者が増加し過去最高となった。企業,医療・福祉領域などさまざまな産業領域で就労環境の多文化化が加速している。その背景には日本社会の高齢化と人口減少による人材・労働力不足が根底にある。本稿では多文化就労の場ではどのような異文化間葛藤が生じどのような解決方略を用いているか,外国人労働者のメンタルヘルスの状況はどのようなものか,先行研究を通して検討した。高度外国人労働者である元留学生社員は企業や日本人に対し多様な職務上の葛藤を抱くものの,否定的感情を抑え自らの職務スタイルを調整し多様な解決方略を選択していた。また,外国人労働者のメンタルヘルスの研究動向を検討した結果,研究蓄積が少なく,国籍・在留資格・使用言語など不明の研究が多かった。外国人労働者と日本人労働者のメンタルヘルスと職業性ストレスの比較では異なる認知傾向がみられたため,社会・文化的背景を多角的に検討する必要がある。

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Intercultural conflict and mental health of foreign workers in multicultural work situations
加賀美 常美代
お茶の水女子大学名誉教授