臨床精神医学第53巻第6号

社交不安症の一つ「あがり症」

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  • 塩入 俊樹(岐阜大学)
  • 発行日:2024年06月28日
  • 〈抄録〉
    「あがる」とは,自己への脅威が想定される社会(交)的状況下で予期的反応として生じる状態不安であり,通常は正常なものである。そしてこのような状態では「話さない・話せない」といった状況が生じることがある。いわゆる「あがり症」である。その程度は実にさまざまで,正常範囲の軽度なものから著しい社会機能障害が持続的に生じている重症のケースもある。後者の場合,2013年に改訂されたDSM-5診断基準で初めて採用された,社交不安症(social anxiety disorder:SAD)のサブタイプ(特定用語),「社交不安症,パフォーマンス限局性(social anxiety disorder, performance only:POSAD)」の診断がなされる可能性が高い。本稿では,まず「あがる」,「あがり症」について心理学的立場から説明し,その後,POSADが採用された経緯やその臨床的特徴,診断,治療に関して検討を加え,最後に筆者自身の「あがり症」としての経験についても述べた。

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Stage fright: a subtype of social anxiety disorder
塩入 俊樹
岐阜大学大学院医学系研究科精神医学分野