臨床精神医学第53巻第2号

てんかん専門医育成の現状と展望

電子書籍のみ

  • 渡邊 さつき(埼玉医科大学)
  • 発行日:2024年02月28日
  • 日本てんかん学会のてんかん専門医は2023 年10 月1 日時点で894 人であり,小児科が476人(53.2%),脳神経外科190人(21.3%),脳神経内科128 人(14.3%),精神科100人(11.2%)であり,精神科医が最も少ない。現在のてんかん専門医の育成状況では,精神科てんかん指導医やてんかん研修施設が不足している。元々てんかん指導医がおらずてんかん研修施設もない県があり,そうした偏在問題の解決も大きな課題の一つである。また,精神保健指定医および精神科専門医の取得を目指す専攻医の多忙さが,資格取得に影響している可能性がある。今後は,研修施設の検索方法の改善や研修システムの工夫を行うとともに,てんかん学習の機会を増やし多くの精神科医にてんかん専門医取得に関心を持ってもらう必要がある。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Current status and future prospects of training epilepsy specialists
渡邊 さつき
埼玉医科大学医学部精神医学