臨床精神医学第52巻第11号

VDT(情報通信)とメンタルヘルス─労働衛生管理のあり方に着目して─

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  • 石津 和子(金城学院大学)
  • 発行日:2023年11月28日
  • 〈抄録〉
    「VDT」とは,Visual Display Terminalsの頭文字を取ったもので,文字や図形,グラフィックや動画などの情報を表示する出力装置(ディスプレイ)を指す。この出力装置を備えた機器をVDT機器といい,これらを用いてデータの入力・検索・照合等,文章・画像等の作成・編集・修正等,プログラミング,監視等を行う作業をVDT作業という。この「VDT」という言葉は,厚生労働省が2021年に出した「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン1)(以下,「情報機器ガイドライン」とする)」によって「情報通信」に改められた。ただし,同ガイドラインの骨子は1980 年代に出された「VDT作業」に対する労働衛生管理の在り方を引き継ぐものであり,書き換えの意図はより一般になじみのある言葉にするためである。このため本稿は「VDT」と「情報機器」を同様のものとみなす。そして,VDT作業ないし情報機器作業に従事する作業者に対する労働衛生管理のあり方について,その変遷や背景を概観し,VDTとメンタルの関係を考察したい。

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VDT (information communication) and mental health –focusing on the occupational health management–
石津 和子
金城学院大学人間科学部