臨床精神医学第52巻第11号

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  • 特集/眼と神経と精神
  • 発行日:2023年11月28日
  • <企画趣旨>
    眼はこころの窓といわれてきた。また,人間の五感のうち,視覚に頼っている部分が多い。したがって,視覚体験に変容が生じれば,当然,精神機能にも多大な影響が出ることは容易に想像されるし,その反対も然りである。精神科医はこれらのことは念頭にはあるものの,多忙な日々の臨床では眼科や神経内科に紹介して,それ以上はお任せになってしまうことも多い。そこで,精神科もこれらの諸問題に主体的にかかわるために,体系的・重点的に頭の中を整理する機会が必要と考えた。精神科以外の先生を中心に,総論から各論に至るまで概説していただくことにした。

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<目次>
神経眼科 眼科の立場から 川崎医療福祉大学 荒木 俊介・他
神経眼科 脳神経内科の立場から 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター 城倉 健
神経疾患における視覚症状 帝京大学ちば総合医療センター 栗田 正・他
片頭痛と視覚 東海大学 永田 栄一郎
Visual snow 症候群 兵庫医科大学 三村 治
眼瞼けいれん,眼瞼ミオキミア,開瞼失行症,チック JCHO三島総合病院 鈴木 幸久
心因性視覚障害(転換性障害) 杏林大学 気賀沢 一輝
睡眠と視覚機能 東京医科歯科大学 恩田 光基・他
向精神薬に関連した眼科的有害反応─精神科診療における適切な対応のために─ フジ虎ノ門整形外科病院 齊尾 武郎
サイケデリックスと幻覚(幻視) 名城大学 衣斐 大祐
ゲーム障害と眼科的問題 東京医科歯科大学 小林 七彩
VDT(情報通信)とメンタルヘルス─労働衛生管理のあり方に着目して─ 金城学院大学 石津 和子
総説
身体的拘束をめぐる紛争と法的課題 新井 貴之
研究報告
ブレクスピプラゾール単剤で治療した統合失調症外来患者における改善症状と社会参加率 渡部 和成