臨床精神医学第52巻第11号

サイケデリックスと幻覚(幻視)

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  • 衣斐 大祐(名城大学)
  • 発行日:2023年11月28日
  • 〈抄録〉
    LSDやPsilocybinなどサイケデリックス(精神展開薬・セロトニン作動性幻覚薬)は脳内のセロトニン受容体を刺激することで,幻視をはじめとする幻覚を誘発すると考えられている。最近,それらサイケデリックスがうつ病,不安障害,PTSD,強迫性障害や依存症などさまざまな精神疾患に対して,治療効果を示すことが報告され,幻覚薬の臨床応用が世界的に注目されている。一方で,サイケデリックスにより引き起こされる幻覚や神秘体験についてもいまだその詳細は不明なままである。本稿では,サイケデリックスの歴史から臨床応用まで幅広く概説しつつ,サイケデリックスによる幻覚(幻視)の特徴とその神経科学的解析についてもあわせて紹介する。

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Psychedelics and hallucination –visual hallucination–
衣斐 大祐
名城大学薬学部薬品作用学研究室