肝胆膵第83巻第5号

PSCに対する治療up-to-date

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  • 藤澤 聡郎,他(順天堂大学)
  • 発行日:2021年11月28日
  • 〈要旨〉
    原発性硬化性胆管炎(PSC)は,いまだ予後を改善する治療法は確立していない.近年,①病因と腸内細菌,②内視鏡診断と治療,③予後を改善する新規薬物治療の3分野が発展し注目されている.PSC患者の腸内細菌叢は多様性が失われ,特定の細菌が病勢を悪化している可能性が国内から報告され,この腸内細菌を目標とした治療法が開発中である.胆道所見に対する内視鏡治療では経口胆道鏡が進歩し鏡視下で病変を観察できるように,より胆管癌の診断を確実にし,現在の病勢を正確に把握することができるようになってきた.新規治療薬では胆汁酸をターゲットとしたnorUCDA,オベチコール酸,cilofexorが有望であり,cilifexorは日本も参加する国際第Ⅲ相試験が進行中である.

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Up-to-date treatment for primary sclerosing cholangitis
藤澤 聡郎 伊佐山 浩通 福間 泰斗 生駒 一平 壁村 大至 太田 寛人 池村 宗朗 牛尾 真子 高橋 翔 高崎 祐介 伊藤 光一 冨嶋 享 石井 重登
順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器内科