臨床精神医学第48巻第11号

統合失調症を持つ当事者へ就労準備支援から定着支援までの一貫した支援を提供する

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  • 管 心(帝京平成大学)
  • 発行日:2019年11月28日
  • 〈抄録〉
    10~20代の若年期に発症する統合失調症当事者が自らのリカバリーを思い描くとき,単に症状や病気のコントロールだけでなく社会参加も大きな目標となる。そして自立した社会参加を成し遂げるため就労の手段を選ぶ当事者が多い。2014年の障害者権利条約への批准に前後し,障害者総合支援法の施行,障害者差別解消法の施行,障害者雇用促進法の改正による精神障害者の雇用義務化など行政面でさまざまな整備がなされている。結果として精神障害当事者の就労が急激に増加しており,併せて当事者の就労を支援する体制を組む際に利用可能な社会資源についても拡充が図られている。本稿では,特に統合失調症当事者が就労する場合に活用できる社会資源を概説し,障害者の就労準備支援および定着支援の流れを説明する。さらに筆者が経験してきた東京大学医学部附属病院精神科デイホスピタルで行っている就労支援の実際を説明する。

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Provide patients with schizophrenia with total support from preparations for job search to job retention
管 心*1,2
*1 帝京平成大学大学院臨床心理学研究科
*2 東京大学精神医学教室