肝胆膵第83巻第2号

Child-Pugh B に対するニボルマブの効果・安全性

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  • 黒松 亮子,他(久留米大学)
  • 発行日:2021年08月28日
  • 〈要旨〉
    Child-Pugh Bの肝細胞癌症例に対してニボルマブの効果と安全性を検証するため,ソラフェニブと治療成績を比較する,Ⅰ/Ⅱ相試験が行われた.Child-Pugh Bの49症例はChild-Pugh Aに比べ,奏効率はやや低いものの(12%vs. 20%),病勢制御率(55%vs. 61%)は同等であり,安全性を示すグレード3/4の有害事象の頻度(23%vs. 24%)や中止率(ともに4%)は同等であった.治療中に経時的に測定されたALBIグレードは,ほぼ安定していた.また,Child-Pugh B症例において,ソラフェニブ治療歴の有無,AFP値(400 ng/m以上/未満),好中球リンパ球比(3以下/超)で治療効果に差は認められなかった.

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詳細

Efficacy and safety of nivolumab in patients with hepatocellular carcinoma and Child-Pugh B liver function -CheckMate 040, cohort 5
黒松 亮子 古賀 浩徳 鳥村 拓司
久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門