肝胆膵第83巻第2号

WNT/β-catenin 経路の活性化と免疫療法の効果

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  • 盛田 真弘,他(近畿大学)
  • 発行日:2021年08月28日
  • 〈要旨〉
    抗PD-1抗体単剤療法に対する奏効率は20%前後であり,ICIが奏効するサブグループを特定することは臨床的に重要である.HCCの分子的および免疫学的特徴に基づいて抗PD-1抗体治療の予後予測因子について検討した.当院で進行肝細胞癌に対する抗PD1抗体を投与された患者のうち,治療前の腫瘍検体評価が可能な34例で臨床病理学的背景と治療効果を検討した.また40例の外科切除HCC検体を用いたトランスクリプトーム解析からイムノグラムを作成し,β-カテニン活性化をきたす遺伝子変異がある群と変異がない群との間で免疫状態の比較を行った.これらの結果から,免疫組織染色による免疫微小環境の評価がICIの効果予測に有用である可能性がある.

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詳細

Activation of the Wnt/β-catenin pathway and effect of immune checkpoint inhibitors
盛田 真弘 西田 直生志 工藤 正俊
近畿大学医学部消化器内科学