肝胆膵第80巻第3号

組織検体採取(穿刺針の進化,EUS-FNB)

電子書籍のみ

  • 松本 和也,他(鳥取大学)
  • 発行日:2020年03月28日
  • 〈要旨〉
    1991年にEUSガイド下検体採取手技は基礎・臨床検討ともに報告され,当初はEUS-FNAC,EUS-FNABと称されていたが,EUS-FNAに統括されていった.遺伝子パネルを用いた医療が求められる時代となり,穿刺針の改良により組織診による病理学的診断能が向上したことで,その用語はEUS-FNBと変遷しつつある.EUS-FNBの穿刺針は径が22 G以下,針先端がフランシーン形状,吸引法はslow-pull法を用いることが診断能・組織量において最善である.今後穿刺針性能の向上により,高い診断能を保ちつつ医師1人で実施することができれば,EUS-FNBは飛躍的に普及する可能性がある.EUS-FNBは発症率・致命率ともにごく稀で安全な手技であるが,播種に対する対応は,今後の検討課題である.

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Histological tissue sampling –evolution of puncture needle, EUS-FNB–
松本 和也*1,2 武田 洋平*1 斧山 巧*1 川田 壮一郎*1 菓 裕貴*1 孝田 博輝*1 山下 太郎*1 濱本 航*1 坂本 有里*1 磯本 一*1
*1鳥取大学医学部機能病態内科学
*2医療法人入澤クリニック