臨床精神医学第47巻第12号

軽度認知障害の臨床尺度─手段的ADLを中心に─

電子書籍のみ

  • 稲村 圭亮・他(東京慈恵会医科大学附属柏病院)
  • 発行日:2018年12月28日
  • <抄録>
    軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)は,さまざまな状態像を呈する疾患群を症候学的見地から包括した(疾患)概念であり,極めて不均一な症候群である。軽度認知障害の診断においては,神経心理学的・生物学的・画像検査などさまざまな所見を包括して行われる。一方でMCI患者における臨床尺度,特に手段的日常生活活動(Instrumental Activities of Daily Living:IADL)における障害(変化)は病初期から出現し,その特徴も各個人で異なる。近年,MCI患者におけるIADLの障害は,それらが予後に影響することも知られるようになっている。本稿では,MCI患者における臨床尺度,特にIADLの評価の意義および最新の知見を明示するとともに,症例を呈示することで,その臨床学的アプローチについても概説する。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Functional Status in patients with mild cognitive impairment: A focus on IADL
稲村 圭亮*1 繁田 雅弘*2
*1東京慈恵会医科大学附属柏病院精神神経科 
*2東京慈恵会医科大学精神医学講座