Bone Joint Nerve通巻第20号第6巻第1号
薬物療法:女性ホルモン・SERM
電子書籍のみ
- 茶木 修(横浜労災病院)
- 発行日:2016年01月01日
- 〈抄録〉
閉経後骨粗鬆症はエストロゲンの急激な低下が主因で発症する.エストロゲン補充により亢進していた骨代謝回転は抑制され,骨量は増加する.しかしエストロゲン補充療法の長期施行により,乳癌,心血管疾患のリスク上昇がベネフィットを上回ることも知られている.SERMは,骨組織に対してはエストロゲン作用,乳腺組織や子宮内膜には抗エストロゲン作用を示すため,エストロゲンの副作用を軽減あるいは解消し,骨量増加,骨折抑制効果が期待される.
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Drug therapy : Estrogen replacement therapy (ERT) and selective estrogen receptor modulator (SERM)
茶木 修
横浜労災病院 産婦人科