Bone Joint Nerve通巻第20号第6巻第1号
骨粗鬆症の疫学
電子書籍のみ
- 玉置 淳子(大阪医科大学)
- 発行日:2016年01月01日
- 〈抄録〉
要介護の原因の約1割が骨折・転倒であり,超高齢化社会において骨粗鬆症とそれによる骨折は重要な課題となっている.わが国の骨粗鬆症の推定有病者数は1,200〜1,300万人であるが,このうち治療を受けている者が女性においても2割程度にすぎない.全国調査が実施されている大腿骨近位部骨折発生数は2012年で17万5千人強,5年前と比較して1.2倍に増加し,この増加は急激な高齢化によるものと推測されている.
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Epidemiology of osteoporosis
玉置 淳子
大阪医科大学 衛生学・公衆衛生学