肝胆膵第76巻第6号

慢性膵炎の急性増悪

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  • 滝川 哲也,他(東北大学)
  • 発行日:2018年06月28日
  • 〈要旨〉
    現在の慢性膵炎診断は「慢性膵炎臨床診断基準2009」に沿って行われ,特徴的な画像所見と組織所見にいくつかの臨床所見を組み合わせることで診断を行う.最新の全国調査では1年間の受療者数は66,980人,新規発症患者数は17,830人と推計され,成因はアルコールが最も多かった.慢性膵炎急性増悪は通常の急性膵炎より重症度が低い症例が多いとされており,その機序の一つとして膵線維化が膵壊死の進展抑制に寄与している可能性がある.初期治療は急性膵炎同様に絶食・輸液療法を中心とした内科的保存治療が行われるが,膵石や膵仮性嚢胞,膵性胸腹水など慢性膵炎に特徴的な病態への追加治療が必要になることがある.

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Acute on chronic pancreatitis
滝川 哲也 本郷 星仁 鍋島 立秀 三浦 晋 濱田 晋 粂 潔 菊田 和宏 菅野 敦 正宗 淳
東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野