臨床精神医学第47巻第6号

社会・生活療法の基本と応用─精神障害リハビリテーションの観点から─

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  • 池淵 恵美(帝京大学)
  • 発行日:2018年06月28日
  • 〈抄録〉
    精神科医が知っておくべき基本として,それぞれの人が生活していく中で,その人の持っている機能や意図や感情と,社会的役割などの環境との齟齬が生じてきたときに,脳・こころの変調があり,精神症状や生活の困難が生じることに留意して,観察・見立て・治療を行うことが必要であることをあげたい。精神症状と生活の困難とは同時並行して回復する。診察室での問診に加え,ご家族や関係者からの情報,病棟や地域生活での実際の様子を把握し,それを治療の契機として利用できることが,精神科医に求められる基本的な能力である。エキスパートとして精神科リハビリテーションを行っていく能力としては,デイケアや精神科病棟などの環境をリハビリテーションの視点から治療的に活用する,心理社会的治療プログラムを実施する,環境支援の中でも就学・就労支援や家族支援,多職種協働チームの運用などがある。さらにそのためのトレーニング方法について述べた。

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詳細

Psycho-social rehabilitation as the basic attitude and knowledge of general psychiatrists and sub-specialty of psychiatry
池淵 恵美
帝京大学医学部精神神経科学講座