臨床精神医学第47巻第5号

ADHD患者の家族支援・学校教育支援をめぐって

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  • 横山 富士男(埼玉医科大学)
  • 発行日:2018年05月28日
  • 〈抄録〉
    注意欠如・多動症(attention-deficit/hyperactivity disorder: ADHD)の対応において心理社会的治療はまず行われるべき大切な治療の1つである。心理社会的治療のなかでも家族支援と学校教育支援は大きな比重を占めている。家族支援においては,親ガイダンスとペアレント・トレーニングを取り上げ,解説した。親ガイダンスではADHDの家族のこれまでの苦労をねぎらいながら,養育者が子どもの障害を理解し,受け入れた後,子どもへの対応について説明する。さらに治療者が必要と判断した場合や親自身が希望した場合は,ペアレント・トレーニングが行われる。学校教育支援に関しては,筆者が関わっている特別支援教育専門家チームにおける医療のかかわりについて説明した。ADHDの治療において家族支援および学校教育支援が円滑に行わるためには,医療が家族や学校教育現場の状況をよく理解し,協働して患者に働きかける必要があると思われる。

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On family support and school education support for ADHD patients
横山 富士男*1,2
*1埼玉医科大学神経精神科
*2埼玉医科大学かわごえクリニック こどものこころクリニック