臨床精神医学第47巻第5号

小児期のADHDはどう成長しうるか

電子書籍のみ

  • 村上 伸治・他(川崎医科大学)
  • 発行日:2018年05月28日
  • 〈抄録〉
    小児期のADHDはどう成長しうるか,について著名人の黒柳徹子さんの小学校時代の自伝「窓ぎわのトットちゃん」を用いて考察した。彼女は最初の小学校を,多動や衝動性などの行動の問題のために,入学3か月で退学となった。だが,個性の幅を許容し伸ばそうとするユニークな教育方針のトモエ学園へ転校後,「君は本当はいい子なんだよ」と彼女に言い続ける校長との交流などの中で,問題児として潰されてしまうことなく,個性を伸ばして成長した。この自伝は,ADHD的な児童も特性に応じた環境や対応があれば健全に成長しうることを示しており,その鍵を握るのは自己肯定感を育むことだと筆者は考えた。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

How can ADHD children grow?
村上 伸治 高橋 優 石原 武士
川崎医科大学精神科学教室