臨床精神医学第47巻第5号

ADHDと不眠・生活リズム

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  • 岩垂 喜貴(国立国際医療研究センター国府台病院)
  • 発行日:2018年05月28日
  • 〈抄録〉
    ADHDは合併症としてさまざまな精神および行動上の問題を併発しやすい。これは睡眠に関する問題においても例外ではない。ADHDと睡眠の問題が併発する場合にはさまざまな要因が関与し明確な分類ができないことが多い。本稿ではADHDと睡眠の問題を,①睡眠障害とADHDが併存している場合,②睡眠障害がADHDに類似した症状を呈する場合,③ADHDに併存する精神疾患が睡眠に影響を与えている場合,④ADHD治療薬や併存する精神疾患の治療薬が睡眠に影響を与えている場合,⑤睡眠・覚醒リズム調整機能における中枢神経系の調整障害,⑥不健康な睡眠衛生習慣が睡眠に影響を与えている場合に分けてそれぞれ概説する。実際の臨床の中では上記の6つの要因が複雑に絡みあっている。治療について睡眠障害が背景に存在する場合にはその治療が優先されるが,いずれの場合においても保護者および本人に対しての睡眠衛生指導が重要である。

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ADHD and sleep
岩垂 喜貴
独立行政法人国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科