臨床精神医学第45巻第12号

大阪における依存症治療拠点機関設置運営事業の展開と現在までの取組

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  • 倉橋 桃子(大阪府立精神医療センター)
  • 発行日:2016年12月28日
  • 〈抄録〉
    これまで依存症は一部の医療機関を除き,司法や自己責任の問題として社会的にも認識され,積極的な医療・福祉の対象としてみなされてこなかった。しかし近年,疾病概念の確立や社会問題が進み,その治療や支援の必要性が認識され始めている。そうした中,厚生労働省により相談・治療の標準化や明確化による体制整備,および普及啓発を目的として依存症治療拠点機関設置運営事業という形で実施されるに至った。大阪では本事業を活用し,医療のみならず早期の相談支援,治療後の地域支援を念頭に置いた,新たな支援機関のネットワーク構築を試みている。これは,依存症が単に治療により治癒するものではなく,地域生活を営む中で回復するための支援が必要不可欠であるからである。今回,その取り組みに関する実践報告を行う。

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詳細

The current situation about building of the new addiction care system in Osaka and it's future development
倉橋 桃子
大阪府立精神医療センター