臨床精神医学第53巻第9号

児童青年期摂食症の早期介入

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  • 鈴木 太(上林記念病院こども発達センターあおむし)
  • 発行日:2024年09月28日
  • 〈抄録〉
    令和6年1月,日本精神神経学会は摂食症に対する早期介入について勧告した。摂食症の概念は最近40年間に拡張され続けており,今日では多彩な病態が含まれている。神経性やせ症,神経性過食症,むちゃ食い症,回避・制限性食物摂取症,異食症などの摂食症は過少診断されることがあり,適切な治療を得られないclinical inertiaに陥りがちである。身長と体重を測定すること,食事の内容・量・回数・時刻について問診すること,定期的に採血することは摂食症に気づくためのきっかけとなり得る。児童や青年の初期治療として,外来では家族をベースとする治療(family based treatment:FBT)などの家族療法が選択肢であり,医学的に安定していないときは入院による再栄養が選択肢となる。強化型認知行動療法などの個人精神療法は低体重と低栄養が補正された後の治療として検討される。

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Early intervention for child and adolescent eating disorders
鈴木 太*1,2
*1上林記念病院こども発達センターあおむし
*2福井大学子どものこころの発達研究センター地域こころの支援部門