臨床精神医学第53巻第9号

うつ病の早期介入―デジタル治療を用いたCBT

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  • 吉田 和史・他(国立精神・神経医療研究センター)
  • 発行日:2024年09月28日
  • 〈抄録〉
    認知行動療法(CBT)は,うつ病に対する標準的な治療法として効果が確認されているが,時間的な制約や,訓練を受けた治療者の不足等により,臨床現場において十分に普及していない現状がある。近年,デジタル技術の発展により,従来は対面でしか行えなかった治療が,さまざまな形で提供できるようになった。うつ病に対するCBTについても,ウェブアプリやスマートフォンアプリを用いたCBT,XR技術を用いたCBT,ビデオカンファレンスシステム等を用いた遠隔CBT,デジタル技術の支援を受けながら対面または遠隔でCBTを行うブレンドCBT等,さまざまな方法での提供が試みられている。本稿では,うつ病の早期介入として効果が期待される,デジタル技術を用いたCBTの最新の知見を概観し,その中で,筆者が勤める認知行動療法センターにおいて開発された効率型認知行動療法(SCBT)と,そこで用いられるワークシートや動画コンテンツについても紹介する。

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Early intervention for depression: cognitive behavior therapy using digital technology
吉田 和史 久我 弘典
国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター