臨床精神医学第50巻第2号

リエゾン精神医学における身体症状症

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  • 宮地 英雄(北里大学健康管理センター)
  • 発行日:2021年02月28日
  • 〈抄録〉
    『身体症状症』は,DSM-5で初めて登場した新しい用語である。前版の『身体表現性障害』における『身体化障害』の後継とされるが,内容はほとんど別なものとなっている。精神医学は,かつて存在した『ヒステリー』という用語を滅していったのと同じように,『身体表現性』や『身体化』という用語を消そうとしているように見える。この『身体症状症』を評価する際には,丁寧に操作しようとすれば『身体化障害』の評価過程も行われると思われるため,精神科リエゾン領域においての有用性は,以前と比べてもそれほど変わりないとは思われる。精神科医としては,「器質的所見の見当たらない身体症状」や,「精神的問題が関与すると考えられる身体症状」に対しての捉え方について,日頃から考えておくべきである。

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Somatic symptom disorder
宮地 英雄
北里大学健康管理センター