臨床精神医学第50巻第2号

リエゾンにおける不安への対応

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  • 木村 沙織・他(NTT 東日本関東病院)
  • 発行日:2021年02月28日
  • 〈抄録〉
    リエゾン精神医学で扱う不安は通常の精神科臨床で扱う不安症の治療とは異なり,雑多な要素が重なり合っていることが多く,対応もそれに応じて多様となり工夫が必要となる。身体疾患の経過とともに,患者特有のパーソナリティやコミュニケーションパターンの把握を行い,不安の要因について身体面・心理面・社会面など患者の全体像を捉えて効果的な対応についてリエゾンチーム内で検討を行うことが必須である。同時に病棟スタッフにとっても患者の全体像が理解でき,「扱いに困った患者」から「患者の苦難を理解し支えられる存在」として負担が軽減するのではないかと考えられる。リエゾンチームが患者や病棟スタッフをエンパワーする役割を担い,より効果的な身体治療につなげていくことが今後とも求められている。

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詳細

Dealing with anxiety in liaison psychiatry
木村 沙織*1 三村 千春*2 長部 俊一*2 音羽 健司*2
*1 NTT東日本関東病院看護部
*2 NTT東日本関東病院精神神経科・心療内科