肝胆膵第85巻第1号
2030年の肝炎撲滅に向けた日本の立ち位置は?-C型肝炎に対する国の総合的な対策-
電子書籍のみ

- 竹内 泰江,他(国立国際医療研究センター)
- 発行日:2022年07月28日
- 〈要旨〉
WHOはHCV elimination を2030年までに達成することを目標としている.わが国は,肝炎対策基本法および肝炎対策基本指針に基づき,①肝疾患治療の促進,②肝炎ウイルス検査と重症化予防の推進,③地域における肝疾患診療連携体制の強化,④国民に対する肝炎の正しい知識の普及,⑤肝炎に係る研究の推進の5本の柱を基本とした肝炎総合対策を行っている.これらの取り組みやインターフェロンフリー治療薬の登場によりC型肝炎感染者数は減少している.しかし,肝炎ウイルス検査受検の認識率が低いこと,検査陽性者において未受診・未受療者が多いことなどの課題がある.わが国におけるC型肝炎治療と政策の現状,肝炎撲滅を阻む世界および日本の課題を述べる.
詳細
Hepatitis action plan in Japan –WHO target of HCV elimination in 2030–
竹内 泰江 考藤 達哉
国立国際医療研究センター肝炎・免疫研究センター肝炎情報センター