臨床精神医学第49巻第10号

教育におけるアルコール使用障害の啓発─啓発にも共感をもって多様な視点で取り組む─

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  • 長 徹二(信貴山病院ハートランドしぎさん)
  • 発行日:2020年10月28日
  • 〈抄録〉
    令和4年度の学習指導要領改訂で,40年ぶりに高校保健体育に「精神疾患の予防と回復」が盛り込まれることになった。これまでのアルコールに関する教育は,その害や依存性に関する内容が中心であったが,必要とされるのは実生活で活きる工夫である。飲酒経験のない子どもに飲酒の影響を伝えることは難しく,育った家庭や地域の影響を大いに受けるため,その教育も多様であることが望まれる。臨床に身を置く立場として,酔いを楽しむ娯楽としての飲酒の側面に加え,生きづらさに蓋をして生き延びるための飲酒という側面を伝える必要性を感じてきた。この二つの意味で,アルコール使用障害を予防するために必要な考えや,この考えをもとに教育現場において実践してきた啓発について概説する。予防教育に必要なのは「正しい知識を多くの人が受け取りやすい形で伝えていく啓発」と「生き延びるための飲酒に対する啓発」であり,多様な人の耳に届く工夫が求められる。

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Education of alcohol use disorder with empathy from various viewpoints
長 徹二
一般財団法人信貴山病院ハートランドしぎさん臨床教育センター