肝胆膵第81巻第6号

海外病院(ニューヨーク)でのCOVID-19パンデミックの対応状況

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  • 西村 誠(メモリアルスローンケタリングがんセンター)
  • 発行日:2020年12月28日
  • 〈要旨〉
    2020年春,アメリカのNYではCOVID-19感染症において世界的にも最悪となるパンデミックが起き,NY州だけでも約23万人が罹患し,約2万人が死亡した.多くのNYの病院では通常診療を一切中止し,COVID-19の入院患者対応に追われた.街も医療従事者などのessential worker以外は外出禁止令が出され,いわゆるロックダウン下で消化器内視鏡診療を行った.病院では職員や患者向けの対策を強化するとともにさまざまな対応を行った.また,内視鏡診療においても事前のPCR検査やPPE,室内換気などCDCガイドラインに則り感染対応に追われた.COVID-19感染症はいまだ世界中で継続しているものの,NYのがんセンターにおけるCOVID-19パンデミック下での内視鏡診療の実際について報告する.

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Practice of endoscopy during COVID-19 pandemic in NY
西村 誠
メモリアルスローンケタリングがんセンター消化器内科