肝胆膵第78巻第1号

WHO2017分類改訂の要点

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  • 池田 恵理子,他(自治医科大学)
  • 発行日:2019年01月28日
  • 〈要旨〉
    2017年に改訂された膵神経内分泌腫瘍のWHO分類の要点は,①WHO2010での神経内分泌癌(NEC)を高分化型PanNET G3と低分化型PanNECに細分類したこと,②混合性腫瘍の呼称を,mixed adeno-neuroendocrine carcinoma(MANEC)からmixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm(MiNEN)に変更したこと, そして③Ki-67測定法を明確化したことなどである.細胞増殖能のみを採用したWHO2010のグレード分類以降,化学療法の反応性や臨床予後など臨床的な議論を踏まえて,改めて形態学的所見も病理組織診断基準に盛り込まれた.これによりPanNET G3とPanNEC G3の違いが整理されつつあり,病理診断の臨床的意義もより高まってきている.今後の病理組織診断の展望を含めてWHO2017分類を中心に解説する.

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詳細

Overview of the revised classification of pancreatic neuroendocrine neoplasms in WHO2017
池田 恵理子*1,2 福嶋 敬宜*1
*1自治医科大学附属病院病理診断部・病理診断科 
*2同 内科学講座消化器内科部門