臨床精神医学第47巻第10号

理学療法の歴史・現状と精神科リハビリテーション

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  • 半田 一登(日本理学療法士協会)
  • 発行日:2018年10月28日
  • 〈抄録〉
    理学療法士は昭和41年の法制定からスタートし,当初は整形外科疾患や脳血管疾患患者の後療法的な役割であった。その後,若干の変遷を経ながらも平成18年診療報酬改定までは総合リハビリテーション(以下リハビリ)の考え方で報酬体系が作られていたが,それ以降は脳血管リハビリ・運動器リハビリ・呼吸器リハビリ・心大血管リハビリの疾患別リハビリへと大きく衣替えが行われた。これを機にその後はがんリハビリ・廃用症候群リハビリ・認知症リハビリ・リンパ浮腫複合的治療料へと拡大してきた。私は精神科に対して一定の距離感をもっていたが,精神科における転倒転落や廃用症候群の現状を知るにつれ,理学療法士が有する運動療法の知識と技術が必要とされていることに確信を持った。今後は精神病棟における転倒転落の防止,および廃用症候群の防止・回復のために理学療法士の専門性が活かせる報酬体系ができることを期待している。

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Psychiatric rehabilitation, current situation and history of physical therapy
半田 一登
公益社団法人日本理学療法士協会