臨床精神医学第47巻第8号

rTMSとうつ病─適応,有効性,安全性─

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  • 松田 勇紀・他(東京慈恵会医科大学)
  • 発行日:2018年08月28日
  • 〈抄録〉
    うつ病の治療において既存の薬物療法には限界があり,脳刺激療法が研究開発されてきた。その中で反復経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation,rTMS)は非侵襲的な脳刺激療法であり,本邦で2017年9月にNeuroStar TMS治療装置(Neuronetics,US)が新規治療法として承認された。rTMS療法の適応となる患者は,既存の抗うつ薬による十分な薬物療法によっても,期待される治療効果が認められない中等症以上の成人のうつ病患者である。うつ病に対するrTMS療法の有効性と安全性は,偽刺激を対照とした2つの大規模ランダム化二重盲検比較試験で検証された。rTMS療法の効果が最大限得られ,なおかつ安全に実施するために実施者は,学会および企業の開催する両者の講習会を受講すること,学会の作成した適正使用指針を遵守することが求められる。

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Repetitive transcranial magnetic stimulation (rTMS) in the treatment of depression: indication, efficacy and safety
松田 勇紀 鬼頭 伸輔
東京慈恵会医科大学精神医学講座