Bone Joint Nerve通巻第17号第5巻第2号
椎体形成を併用した後方除圧固定術─術後3年以上の経過観察例の成績と問題点─
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- 安田 剛敏ほか（富山大学）
- 発行日：2015年03月25日
- 〈抄録〉
骨粗鬆症性椎体骨折後の遷延治癒・偽関節による遅発性神経障害に対して，椎体形成を併用した後方除圧固定術の3年の経過観察の結果と問題点を検討した．手術時間や出血は高齢者でも許容でき，全例でアライメントと自覚症状の改善を認めた．しかし1年以内に11% で隣接椎体骨折を認め，危険因子は胸腰移行部であることと術前のYAM値が低値であることであった．また症状には関与しないが，30% にスクリューの緩みと7% の矯正損失を認めた．
詳細
Clinical characteristics and results of vertebroplasty combined with posterior spinal instrumentation for pseudoarthrosis secondary to osteoporotic vertebral fractures
安田 剛敏 川口 善治
富山大学医学部 整形外科