Bone Joint Nerve通巻第17号第5巻第2号
画像診断と自然経過
電子書籍のみ
- 星野 雅俊ほか(大阪市立大学)
- 発行日:2015年03月25日
- 〈抄録〉
画像診断は椎体骨折の診療体系で重要な役割を担う.椎体骨折の診断にはX 線SQ 法やMRI が有用であり,特に新鮮骨折の急性期の診断にはMRI T1 強調画像が有用である.遷延治癒・骨癒合不全・偽関節の画像診断には動態X 線撮影(立位側面−仰臥位側面)やCT,MRI が有用である.椎体骨折の予後予測にはMRI のT2 強調画像所見(後壁損傷,高輝度限局型,低輝度広範囲型)が有用である.椎体骨折の自然経過では遷延治癒・骨癒合不全・偽関節例や重度椎体圧潰例が予後不良であり診療上注意を要する.
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Image diagnosis and natural course of osteoporotic vertebral fracture
星野 雅俊 高橋 真治 中村 博亮
大阪市立大学大学院医学研究科 整形外科学教室