Bone Joint Nerve通巻第17号第5巻第2号
PTH(テリパラチド製剤)の役割
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- 波呂 浩孝(山梨大学)
- 発行日:2015年03月25日
- 〈抄録〉
本邦における顕著な高齢化に伴い,骨粗鬆症患者は急増している.これまで破骨細胞の機能を抑制する治療薬が主流であったが,テリパラチド製剤の登場により骨形成作用が期待できるようになった.また,高齢者を対象にした脊椎インストゥルメンテーション手術が増加しているが,このような症例は骨粗鬆症を伴っていることが多い.よって,骨粗鬆症に対する治療効果のみではなく,併せて骨形成能を有するテリパラチド製剤は移植骨の骨癒合促進や椎弓根スクリューの緩み防止などに効果を有する可能性がある.
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The role of teriparatide for the treatment of osteoporotic vertebral fracture
波呂 浩孝
山梨大学大学院総合研究部 整形外科