Bone Joint Nerve通巻第17号第5巻第2号
リン酸カルシウム骨セメントを用いた椎体形成術における最近の進歩
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- 武政 龍一（高知大学）
- 発行日：2015年03月25日
- 〈抄録〉
われわれは保存療法抵抗性の椎体骨折後骨癒合不全に対して，骨折変形を整復後，椎体内部の壊死骨，瘢痕組織を掻爬摘出し，生体活性のあるリン酸カルシウムセメントを充填する椎体形成術を行ってきた．本法は腰背部痛の緩和効果以外に骨折変形矯正効果があり，高齢で楔状化骨折椎体が脊柱後弯の原因となっている症例には，特によい適応がある．一方，骨折椎体終板の高度粉砕，DISH 骨化椎体内骨折，隣接椎体間不安定症などは適応外である．
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Recent advancements in vertebroplasty using calcium phosphate cement for osteoporotic vertebral fractures
武政 龍一
高知大学医学部 整形外科