臨床精神医学第45巻第9号

統合失調症の動物モデル

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  • 鳥塚 通弘・他(奈良県立医科大学)
  • 発行日:2016年09月28日
  • 〈抄録〉
    統合失調症の病態解明に向け,ヒトを対象に行える研究には限界があることから,動物モデルは有用なツールである。しかし,動物モデルがはたしてヒトの精神疾患を反映できているのか否か,実臨床とのギャップを感じる面もある。動物モデルの妥当性に関しては,(1)構成概念妥当性(Construct(or Etiologic)Validity),(2)表面妥当性(FaceValidity),(3)予測妥当性(Predictive Validity)の3種の妥当性によって評価される。本稿では,まずこれら妥当性について解説し,次に,統合失調症モデル動物として汎用されている齧歯類モデルにおける現状の問題点と限界について,各妥当性の観点から概説した。最後に,今後の期待として,霊長類モデルについても紹介した。

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The animal models of schizophrenia
鳥塚 通弘 岸本 年史
奈良県立医科大学医学部精神医学講座