臨床精神医学第45巻第9号

脳画像による統合失調症の早期病態

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  • 鈴木 道雄・他(富山大学)
  • 発行日:2016年09月28日
  • 〈抄録〉
    統合失調症においては,精神病症状が出現するかなり前から,認知機能障害や脳構造変化が認められる。また,閾値下の精神病症状や行動変化などが観察される前駆期から,初回エピソード精神病が発症して以後の数年間までに,灰白質減少などの脳構造変化が進行することも知られている。さらに,ドーパミンやグルタミン酸伝達の変化,神経炎症などが,早期から病態形成に関わっていることも徐々に明らかになりつつある。統合失調症の長期予後改善に向けて,脳画像が早期診断やheterogeneityを考慮したpersonalizedintervention の開発に役立つことが期待される。

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Neuroimaging investigations for pathophysiology of early schizophrenia
鈴木 道雄* 笹林 大樹* 高柳 陽一郎* 高橋 努
富山大学大学院医学薬学研究部 神経精神医学講座