臨床精神医学第45巻第9号

急性期の薬物療法

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  • 八田 耕太郎(順天堂大学医学部附属練馬病院)
  • 発行日:2016年09月28日
  • 〈抄録〉
    急性の精神疾患,特に興奮を伴う疾患はエビデンスの作られにくい領域であり,統合失調症急性期はその典型である。現場で生じる疑問の多くは理想的な治療経過を辿らない患者についてであるが,一般的な臨床ガイドラインは臨床試験に対してインフォームドコンセントを取得できるいわば理想的な患者しか組み入れにくい二重盲検ランダム化臨床試験の成果を基にしていることが多いため,その推奨内容は現場で試行錯誤するような状況については本質的に答えられない。本稿では先行研究を網羅しつつ,現場の課題に対応してきた日本精神科救急学会の多施設共同試験(JAST study group)の成果を含めて,現場の視点から急性期の薬物療法について概説する。

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Pharmacotherapy for the acute phase of schizophrenia
八田 耕太郎
順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニック