臨床精神医学第54巻第2号

ICD-11のPTSDと複雑性PTSDの診断評価のための国際トラウマ面接(International Trauma Interview:ITI)

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  • 丹羽 まどか(国立精神・神経医療研究センター)
  • 発行日:2025年02月28日
  • 〈抄録〉
    複雑性PTSDは国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)で新たに採用された診断項目であり,その病態を正確に診断し,適切な治療へとつなげることが重要である。ICD-11におけるPTSDおよび複雑性PTSDの診断と重症度評価を行うための面接尺度として,国際トラウマ面接(International Trauma Interview:ITI)が開発され,日本語版も翻訳および逆翻訳のプロセスを経て承認された。ITIを実施するには,ICD-11におけるPTSDおよび複雑性PTSDの診断基準とその概念的基盤を十分に理解する必要がある。本稿ではICD-11に基づく疾患概念をふまえたうえで,ITIを用いたPTSDおよび複雑性PTSDの診断や重症度評価の方法,面接実施時の留意点について概観する。また海外で行われた妥当性研究を基に尺度特性を議論し,ITIの国際的普及と今後の展開についても言及する。

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詳細

The international trauma interview (ITI) for the assessment of ICD-11 PTSD and complex PTSD
丹羽 まどか
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所行動医学研究部