肝胆膵第82巻第5号

生体肝移植左肝グラフトにおける尾状葉の意義

電子書籍のみ

  • 日比 泰造(熊本大学)
  • 発行日:2021年05月28日
  • 〈要旨〉
    脳死下臓器提供体制が未発達の多くの国では,生体肝移植が末期肝不全に対する唯一の救命手段である.これまで日本が多くの技術革新を成し遂げ,世界を先導してきた.1998年に信州大学が過小グラフト症候群の予防目的で左肝グラフトに左側尾状葉を付加したことがきっかけとなり,以降さまざまな手技上の工夫や尾状葉解剖の解析が行われてきた.当科では世界ではじめて左3区域+左尾状葉グラフトを用いた生体肝移植に成功している.腹腔鏡下肝切除の進化により生体ドナー肝切除は新たな次元に到達することが期待される.

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

The role of caudate lobe in left living donor liver transplantation
日比 泰造
熊本大学大学院生命科学研究部小児外科学・移植外科学講座