Bone Joint Nerve通巻第39号第10巻第4号
疼痛の非薬物療法：心理的アプローチ─認知行動療法を中心に─
電子書籍のみ
- （広島大学）吉野 敦雄ほか
- 発行日：2020年10月01日
- 〈抄録〉
慢性疼痛では感情・認知・行動などさまざまな心理社会的要因が痛み体験のさらなる増悪につながるといった悪循環が形成されている．認知行動療法は，主観的疼痛の改善のみならず，社会機能，気分など心理社会的な側面でも効果のある治療法である．本稿では，慢性疼痛の発症メカニズムについて，主に心理社会的要因に絞って具体的に説明を行い，そのうえで認知行動療法の効果・役割について概括する．
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Non-pharmacological management for chronic pain: Psychological treatment
吉野 敦雄 岡本 泰昌
広島大学大学院医系科学研究科精神神経医科学