Bone Joint Nerve通巻第39号第10巻第4号
疼痛の薬物療法:α2δリガンド・デュロキセチン
電子書籍のみ
- (福島県立医科大学)小幡 英章
- 発行日:2020年10月01日
- 〈抄録〉
神経障害性疼痛治療の第一選択であり,本邦においてその他の慢性痛にも使用される薬剤としてα2δリガンドとデュロキセチンがある.これらの薬剤はその作用機序としてノルアドレナリン作動性下行性抑制系を利用するという共通の機序がある.α2δリガンドは亜急性期の痛みにも効果を発揮するが,慢性化した痛みに対してはデュロキセチンがより有効と考えられる.それぞれの薬剤の作用機序と痛みの病態に基づいた適切な使用が望まれる.
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α2δligands・duloxetine
小幡 英章
福島県立医科大学附属病院痛み緩和医療センター