Bone Joint Nerve通巻第39号第10巻第4号
炎症と運動器疼痛
電子書籍のみ
- (岡山大学)西田 圭一郎ほか
- 発行日:2020年10月01日
- 〈抄録〉
組織障害によって,障害された細胞からは種々の炎症メディエーターが放出される.これらは侵害受容器を活性化して疼痛を惹起したり,炎症細胞を介してさらに疼痛誘発性物質の放出を促す.末梢性および中枢性感作により,痛みに対する感度は増幅され,持続時間も長くなる.神経原性炎症では侵害受容線維の末梢からSubstance PやCGRPなどの神経ペプチドが放出され,さらに炎症が増幅される.
詳細
Mechanism of pain in inflammation
西田 圭一郎*1,2 宮澤 慎一*3
*1 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科整形外科
*2 岡山大学病院運動器疼痛性疾患治療研究センター
*3 岡山大学運動器知能化システム開発講座