Bone Joint Nerve通巻第32号第9巻第1号

観察研究の統計手法(5)─自己対照研究デザイン

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  • 岩上 将夫(筑波大学)
  • 発行日:2019年01月01日
  • 〈抄録〉
    自己対照研究デザインはアウトカムが発生した人のみを対象に個人内比較を行う方法で,同じ人の中でアウトカムが発生した時期と発生していない時期の曝露の有無を比較するケース・クロスオーバー法と,同じ人の中で曝露の影響がある期間とない期間のアウトカムの発生を比較する自己対照ケースシリーズが含まれる.時間とともに変化しない交絡要因の影響が排除できる利点があり,整形外科領域の研究にも利用できる可能性がある.

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Statistical method for observational studies(5)−Self-controlled study design
岩上 将夫
筑波大学医学医療系 ヘルスサービスリサーチ分野