Bone Joint Nerve通巻第38号第10巻第3号

がんロコモとは─がん診療と運動器診療のニューフロンティア─

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  • 河野 博隆(帝京大学)
  • 発行日:2020年07月01日
  • 〈抄録〉
    がんが短期に死を迎える疾患とされ,長期間のがんとの共存が想定されていなかった時代には,がん診療医はがんの根治に専念すればよく,多くの整形外科医はがん診療と無縁であった.今日,がん診療の進歩に伴い,がんとの共存期間のQOLを重視するパラダイムシフトが生じている.がん患者の運動器の問題に着目した「がんロコモ」は,がん診療にとっても運動器診療にとっても,多くの課題が残されたニューフロンティアといえる.

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Locomotive syndrome in cancer patients ‒A new frontier for both cancer care and musculoskeletal care‒
河野 博隆
帝京大学医学部整形外科学講座