Bone Joint Nerve通巻第27号第7巻第4号

小児関節疾患における生化学的アプローチ─ぺルテス病を中心に─

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  • 神谷 宣広(天理大学)
  • 発行日:2017年10月01日
  • 〈抄録〉
    ぺルテス病は100年来,免荷と外科的手術治療がその根幹である.学童期に治療期間が長く,骨頭圧潰などの関節変形は将来の関節症の危険性を高める.筆者らはぺルテス病の股関節液内にインターロイキン6 (IL-6)が大量に存在することを世界に先駆けて報告した.IL-6は骨吸収を促進し骨形成を阻害することから骨頭圧潰の病態に合致する.今後,IL-6の作用を減らす治療法が病態の進行や骨頭圧潰を抑止することに繋がるであろう.

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Biochemical approach for pediatric orthopaedic joint diseases ─A study of LCPD─
神谷 宣広*,**
*天理大学体育学部 スポーツ医学
**天理よろづ病院 整形外科