Bone Joint Nerve通巻第26号第7巻第3号

組織移植術の最先端

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  • 光嶋 勲ほか(広島大学国際リンパ浮腫治療センター)
  • 発行日:2017年07月01日
  • 〈抄録〉
    骨軟部組織再建に有用な皮弁として,筋皮弁・筋膜皮弁から筋・筋膜を除去し,筋間穿通血管または筋間中隔穿通血管のみを茎としても大型の皮弁が生着する.代表的な上肢の穿通枝皮弁としては,橈骨動脈穿通枝皮弁,躯幹部の穿通枝皮弁として,深下腹壁動脈穿通枝皮弁,胸背動脈穿通枝皮弁,浅腸骨回旋動脈穿通枝皮弁がある.下肢の穿通枝皮弁として,前大腿皮弁,内側大腿皮弁,伏在皮弁,後脛骨動脈穿通枝皮弁,内側足底動脈穿通枝皮弁などがある.穿通枝皮弁の特長は,“主要な動脈,筋の犠牲がない,手術が短時間で終了する,thin f lap にできやすい,脂肪弁にできる,皮弁採取部を自由に選択できる,欠点は穿通枝の解剖学的な位置に変異がある.”などである.最近のトピックスとしては,超微小外科手技を用いたリンパ管静脈吻合術,神経弁による神経再建術,flow-through型再建術,合併組織移植法などがある.

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Frontiers on tissue transfers
光嶋 勲* 吉田 周平* 永松 将吾** 横田 和典**
*広島大学 国際リンパ浮腫治療センター
**広島大学 形成外科