臨床精神医学第45巻第8号

論説 精神鑑定のすすめ─精神科医の自己研鑽の場として─

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  • 田口 寿子(国立精神・神経医療研究センター病院)
  • 発行日:2016年08月28日
  • 〈抄録〉
    刑事精神鑑定は時間と労力がかかる難しい作業のため,精神科医は積極的に依頼を受けたがらない傾向がある。しかし,刑事事件の被疑者・被告人に丁寧な面接を重ね,収集した膨大な情報から有用なものを選び出して精神科診断を導き,それを精神医学に不案内な司法関係者にわかりやすく説明するという努力は,情報収集能力,診断能力,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力という精神科医にとって必要なスキルを磨くことのできる絶好の自己研鑽の機会になる。また鑑定経験を重ねることで,日常臨床の大切さを再認識したり,臨床研究のテーマを発見したりできるだけでなく,犯罪は誰もが起こしうる人間的な現象であること,加害者は多くの支援を必要としている人であることにも思い至るようになり,こうした人間理解の深まりが精神科医として成長していく上での糧にもなる。

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Invitation to the practice of forensic psychiatric evaluations : as an opportunity of professional development for psychiatrists
田口 寿子
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院