臨床精神医学第45巻第8号

私論:統合失調症の概念─統合失調症は状況意味失認症である─

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  • 中安 信夫(原病院)
  • 発行日:2016年08月28日
  • 〈抄録〉
    統合失調症の概念に関して「統合失調症は状況意味失認症である」という私論を述べた。この私論は3つの単元からなるが,その1 は「統合失調症は『自我の病』にあらず」であり,旧来の「統合失調症は『自我の病』である」という常識を仮象に欺かれた誤謬であると葬り去った。その2 は「統合失調症は状況意味失認という特異な認知障害である」であり,統合失調症の病態心理に関する自論:状況意味失認-内因反応仮説を,その出発点となった〈背景知覚の偽統合化〉論を略述することで説明した。その3 は「統合失調症は2 段階の病理発生から成る」であり,状況意味失認-内因反応仮説に基づく症候論の1段階性と初期統合失調症と極期統合失調症という経過論の2段階性の矛盾を止揚すべく,初期と極期との間に生物学的に規定された防御メカニズムを想定することで得られた統合失調症の2段階病理発生仮説を述べた。

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Personal opinion on the concept of schizophrenia as situational meaning agnosia
中安 信夫
医療法人原会 原病院