臨床精神医学第45巻第8号

統合失調症のオープンダイアローグ

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  • 斎藤 環(筑波大学)
  • 発行日:2016年08月28日
  • 〈抄録〉
    オープンダイアローグ(開かれた対話)とは,統合失調症に対する治療的介入の一手法である。フィンランド・西ラップランド地方のケロプダス病院のスタッフたちを中心に,1980年代から開発と実践が続けられており,ほとんど薬物治療や入院治療を行わずに,極めて良好な治療成績を上げてきた。相談を受けてから24時間以内に治療チームが患者の自宅を訪問し,家族や知人も交えて治療ミーティングを行う。対話においてはさしあたり開かれた質問を用いて病的体験(幻聴,妄想)について問いかけながら,体験の交換と共有がなされ,ついで専門家同士がリフレクティングを行い,本人の評価や治療方針が当事者の目の前で検討される。重要な決定は,すべて本人参加のもとでなされる。筆者らはこの技法と思想をわが国の臨床に導入すべく実践を試みているが,本論では2つの事例の治療経験を紹介し,日本におけるODの展望について検討する。

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The open dialogue approach to schizophrenia
斎藤 環
筑波大学医学医療系社会精神保健学